コートヴィレッジ海の中道
と土をイメージして企画した福岡市内の建売住宅。使い勝手を追求したシンプルな間取りを特徴としている。
外観:建物全体が呼吸できるように考えシラスを主原料とした外壁材を使用。木との組み合わせにより柔らかいイメージを演出している。自然素材を利用したことで和風になりがちな外観を片流れの屋根を採用することでこの建物にしかない個性を強調した。またアプローチにも拘り、隣接する4棟の駐車場・玄関をお互いを感じ取れるようにプランニングして住戸間のコミニュケーションの提案も行っている。
内部:ファミリーゾーン、プライベートゾーン、水廻りゾーンを明確に区分けすることで使い勝手を追求しシンプルな間取りとした。明快なゾーン分けした理由にお客様からの間取り変更の要望に柔軟に応えられるように配慮したこともある。更なる使いやすさと快適性を求めて、水廻りゾーンは外部に大和塀に囲われたコートを設け周囲の視線を気にすることなく外気を取り入れられる開放的な空間とした。また床材に無垢のフローリングを採用し、梁も顕しとして木の温かみを感じられるようにした。リビングの壁には外壁でも使用したシラスを主原料とする壁材を使用して、調湿・消臭等に効果を発揮することで家族の団欒の場を心地よい空間となるように考慮している。5号地では玄関から直接庭へ出られるよう通り土間的な提案を行っている。