九州大工塾Ⅴ 2018
4年ぶりに開講の九州大工塾。
先月からだったのですが、打ち合わせが重なってしまい
2回目からの参加となりました。
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今年の大工塾は鹿児島のメンバーが中心となっての開催なので
基本鹿児島で行われています。
但し今回は糸島と唐津にある建物と
糸島の山林見学ということで
鹿児島まで行く必要はありませんでした。
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2014年度同様、各回土日で開催
土曜日は糸島の山に入って
現在糸島の山を管理されている糸島市林業研究クラブや
製材所の伊都山燦の方から
色々とお話しを伺いました。
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この山も戦後の拡大造林期に植林されたのですが
昔からの林業地ではなかったことと
儲からない山林は放置されていき荒廃林だらけとなってしまいました。
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平成20年度から導入された福岡県森林環境税が
県民の森林づくり活動を後押して
多くの森林ボランティアグループが県内各地で活動に取り組み初め、
さらに糸島の場合は
県有林の糸島市への払い下げ、
九大伊都キャンパスのオープンに伴う空家プロジェクトや
「森は海の恋人」の考えに賛同して森を元気にする活動等
色々な理由が重なって
5年前から活動が本格化しているそうです。
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林研クラブでは林業に興味のある方を集めて
林業体験できる林業塾を実施されています。
今回はその流れで大工塾生のチェーンソー経験者による
森林伐採の実演もありました。
自分はチェーンソーを扱ったことがなかったので実演候補にもなれませんでした。
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目の前で木が倒れる様はとても迫力がありました。
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糸島の木は現在はまだ柱材のみですが
「伊都国のスギ」として絶賛売り出し中とのことです。
参加している大工さんは口々に
「目が詰まった目細(めごま)な木」と褒めていました。
地産地消が叫ばれる昨今
自分にもこの木を仕様書に書き込める機会が訪れるといいのだけど...
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2日目日曜日は唐津にある建物の見学と座学。
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唐津城の下を走る橋を福岡方面に走ると
殆どの人が気になっているか寄られたことのあるハズな
Cafe「基幸庵」
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この建物は塾講師である丹呉先生の設計によるもので
大工塾で教わる「渡り腮(わたりあご)構法」で建てられています。
通し柱がなく金物を使用しないとても合理的な構法です。
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架構がとても綺麗なので
近くに寄られる際は是非立ち寄って観てください。
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