基礎コンクリート打設
2015年01月14日
本日は基礎コンクリートの打設。
1階の床面積が360㎡しかないのに何故かポンプ車が2台。
この程度の床面積であれば通常は1台です。
何故かというと それはフーチングの大きさにあります。
15階建てで塔状比の高い建物ではありますが
建築費を抑える為に構造事務所と検討し柱の本数を減らすことにしました。
その結果 柱の太さやフーチングがとても大きくなったのです。
THE LINDOS で一番大きなフーチングが約34立方メートル。
カルム南福岡は約51立方メートル...
9箇所のうち2箇所のフーチングがその大きさで
4箇所が約38立方メートルです。
51立方メートルがどんだけスゴイ大きさかというと
47センチ角の柱だと福岡タワーと同等の高さになってしまうのです。
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もっと経済設計したらと突っ込みたくなるでしょうが
この建物は当初の設計で予算が合わず
構造を大幅に見直した設計でもこれだけの基礎になっているのです。
阪神大震災 姉歯問題 東日本大震災等を経験してきて
現在の建築基準法はあまりに高い構造基準となっています。
20年前の同じ規模の建物で比較すると
全く違う建物となっています。
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これだけしっかりした基礎であれば
安心して住むことが出来ますね。
でも悲しいかな 基礎工事が終わった段階で
このごっついフーチングは見えなくなるのであります。
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