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好対照な図書館

2013年11月16日

建築士会主催の見学会で武雄図書館と伊万里図書館を見てきました。


武雄図書館は色々なメディアが取り上げているので

敢えてここで語る必要もないですが

ツタヤとコラボし時代を先取りした賛否両論ある図書館です。


それに対して

伊万里図書館は市民と一から作り上げた図書館です。

館内は図書の貸し出しだけではなく

調べ物をする専用のレファレンスコーナーや

創作室 展示コーナー ボランティアの部屋や

家の書斎にいるような感じでゆっくり本を読めるコーナーがあったり、

写真に上手く撮れなかったのでアップしていませんが

人形劇や紙芝居の為の「のぼりがまのおへや」なる階段状の部屋があって

天井には光ファイバー組み込んだ「天の川」仕掛けがあったりと、

様々な工夫があり

市民活動を行ったり様々な世代が色々な使い方が出来るよう

しっかりと考えられた使い易そうな図書館でした。


市民の作品が所狭しと展示されていたのですが

その象徴とも言えるのが

「かいじゅうたちのいるところ」という絵本を題材に

パッチワークキルトで制作されたもの。

でかいです。


150人収容の多目的ホールもあり

たしか市民には無料で開放と言っていたような...。

バブル時代に流行った自動で椅子を収納できるシステムを採用していて

フラットなホールになったり

中庭と繋がるようオープンになるよう工夫されていたりと

図書館にあるホールとしては利用しやすいように良く考えられています。


肝心の図書コーナーは当たり前に

車椅子の方にも使い易いよう様々な視点から工夫が施されていました。


他にも色々な仕掛けがありすぎて ここでは書ききれません。

図書館の勉強をする人は是非訪ねてみてください。


雑談...


昼食を有田ポーセリンパークで取ったのですが

ここは一体何の為に造られたのでしょう??

地元の宗政酒造がドイツのバロック建築を再現した建物みたいなんですが

テーマパークでもなさそう...。

有田焼を展示してあるけどこの場所にこの建物はないやろって感じです。

でも建物自体はよく再現されていました。